質問制度

自宅で学習している際の一番の悩みの種といえば、わからない問題に遭遇し途方にくれることです。わからない問題は後に回しがちで、結局誰にも解答方法を聞かずに(あるいは聞けずに)放置し、そのまま勉強がわからなくなっていくケースも珍しくありません。この問題を解決するために、本塾で導入予定のシステムはわからない問題を一日2個まで無料で質問できるシステムです。質問の仕方は、自分では解決することができない問題を写真に撮り、LINEのグループに送るだけという極めてシンプルなものです(例:中学一年数学のグループにわからない問題を送る)。次に、私を含めた他の生徒がLINEのグループに送られてきた問題に対して解答方法をできる限り迅速に返信します。こうすることで、生徒はいち早く問題の解答を知ることができ、スムーズに勉強をすることが可能です。

そして、このシステムの本質は、送られてきた問題に対して他の生徒がいかに上手な説明をすることができるかどうかです。送られてきた問題への返信として最も上手な説明をすることが出来た生徒に対しては、何かしらの報酬を与えることを検討しています。また、質問数を2個までと限定しているのは、基本的には解答を読んで自分で問題を解決して欲しいからです。わからない問題を無限に質問できたら、勉強の本質である「考える癖」が阻害されてしまいます。

勉強において重要なことは知識を脳に詰め込むインプットと、インプットされた知識を脳から出力するアウトプットをバランスよく行うことです。このシステムを活用し、インプットされた情報を整理してわかりやすく人に伝えるという作業を自然と行うことで、アウトプットの場を提供し個人の学力向上に役立てます。(人に説明することを意識して勉強するだけで、勉強効率は飛躍的に上昇します。)

*報酬は付随的なものに過ぎず、それ自体が本質ではありません。